2012年5月29日火曜日

DN-68854 弄り(その3)

最大192kHz/24bit入力対応 デジタル音声/アナログ音声 変換 高音質 外部D/Aコンバーター 上海問屋 DN-68854


上記DACの改造(オペアンプ除去その他)記録です。
改造するに当たっての経緯は、下記の記事を参照のこと。
DN-68854到着
DN-68854 弄り(その1) 改造案検討
DN-68854 弄り(その2) 改造案(仮)

それではレッツラゴー!




改造プラン以下のとおり。

・オペアンプ(ROHM社のBH3544)除去及びCS4344からRCA端子までの部品再構成。
・各部電解コンデンサ交換
電源ラインは低ESR品へと交換、一部容量アップ
信号出力ラインのC21,C27はオーディオ用(ニチコンFG)へ交換、容量アップ
※C21、C27は極性が間違ってプリントされているようです。

先ずは各部品撤去後の基板画像。
作業的にRchのRCA端子も邪魔なので撤去。

パターンカットが必要な場所が2箇所あるので、この状態で作業してしまった方が良いと思います。

カッターで刃を押し込むようにグイグイしたりで簡単にカット出来ました。


CS4344以降の回路はこうしました。

作業的には背が低くて小さな部品から手を付けたほうが楽なので、チップ部品、ジャンパ部からハンダ付けします。
で、こんな感じに。(全作業完了後の写真しか撮ってなかったorz)
相変わらず下手糞です…。
R29のジャンパ処理、R24に取り付けた10K抵抗をGNDに落とすジャンパ処理も必要です。

あとはC21、C27にニチコンFG 50V 10μF(33μFでも良かったかも)を、プリントとは逆に極性を正しく設置します。
基板裏でこのコンデンサの入力側とGND間に270kの金属皮膜抵抗1/4Wも接続してしまいましょう。(最後まで忘れてしまっていた)
C18、C20はデフォのコンデンサでも良かったのですが、作業の邪魔なので撤去しました。
ここは適当(電圧・容量は変更なし)に東信UTSJ 16V 10μFを配置。


お次は電源周りです。
基本的にルビコン製 低ESR品35Vに取り替えて、C30を100μFから470μFへ、C17とC31、C33、C34を220μFへとしたかったのですが、大きさ的に無理が出てきたのでC31、C33、C34をデフォと同じ100μFにしました。

ケースが丸っこくて高さがとれないので画像のように滅茶苦茶な傾斜で取り付けています。


実際にはR27とR30がパターンで繋がっている事に気付かず、音出し試験の時に「Lchから音が出ない!?」となり、原因究明に2時間くらいロスしました…。

本来なら部品撤去から完了まで3~4時間もあれば終われる作業かと思います。
ということで作業完了です。お疲れ様でした。

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いざ試聴。
(数時間慣らし運転後)

率直にいうと、「大して変わらない」です(笑

半ば無理やり改善点を挙げるとすれば、
・ゲインが下がった分、LXA-OT1側のボリュームが上げられるので精神衛生上良い。
・”極僅か”に音場が広くなったのか、左右chの分離感が良くなったのか、解像度感が良くなったのかという感じがしないでもない。

あと、
・これといって悪くなった部分が感じられない
これ大事。 うん。

デフォのDN-68854とコレとをブラインドテストしても絶対判別できない自身が私にはあります。
超絶な耳の持ち主には違いが分かるのだろうか…。
オシロスコープとかで測定したら酷い事になってたりして。

まず居ないと思いますが、上記を参考に改造を施す場合は自己責任でお願いします。

ではでは。




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