2010年3月31日水曜日

ATH-CK100の小ネタ

今愛用しているイヤホンはオーディオテクニカのATH-CK100です。
通常のシリコンイヤーチップだと、装着の際ベストポジションに合わせるのに手間取るのと異物感が残るので、素早くベストポジションに出来る&異物感の残らないフォームチップにしています。
この辺は好みがそれぞれあるでしょう。

それはそうと、音的に比較すると、

フォームチップ
・低音が適度な量(増)になる。
・その反面、高音部がやや減少気味、全体的に少し音がまろやかになるような気がする。

シリコンチップ
・高音はこちらの方が出る。
・低音はかなり少なめである。

というそれぞれの印象です。一長一短ですね。
そこでそれらの「良いとこ取り」が出来ないだろうかと色々考えて、お手軽(安価に)に出来る範囲で工夫してみました。

それがこちら↓
ミスターポポの唇みたい…。



先ず材料と道具から。
上:ライター(ドライヤー等でもOK)
中:熱収縮チューブφ4mm(部屋に転がっていた手持ち品)
下:絵筆のお尻
(※CK100のステムの太さとほぼ同じ太さ(4mmくらい)の物で熱にある程度強ければ何でも)

熱収縮チューブは以前100均SHOPで購入してあったこちら↓を使いましたが、φ4mmなら多分どれでも大丈夫かと思います。
色はお好みで。

チューブを約2cm程に切り、用意した棒に半分弱くらい差し込みます。
そうしたら気を付けながら熱します。(ライターは特に焦げないよう)
太い方には出来るだけ熱を加えないで下さい。
するとこうなりますね。↓

よく冷まして取り外し、太い方をCK100のステムの長さより少し短めに切ります。
細い方はまだそのままにしておきます。

上の写真の状態でフォームチップを被せ、チップ先端と同じ長さかほんの少し(1mm弱)短い所に軽く目印を付けます。
目印を付けたらフォームチップを取り外し、印に合わせてカットします。
この写真だとちょっと長いので微調整を繰り返して完成させます。(※後述)
これを左右分2個作成したら完了です。(最初の写真)

さて、効果の方は私が感じる範疇ではありますが、

・装着感に変化なし。(良好)
・低音~中音の変化は感じないというか分からない。
※もしかしたらボーカルがより前に出てくる感じがするかも。
・まろやかさが減り、シャキッとする。
・上と被っているかも知れませんが、各楽器の音の位置関係が立体的にハッキリする。
何より高音(下記参照)が気持ち良くなった。

高音というのは、トランペットの「パーン」と弾ける音、シンバル類の「パシーン、シャーン、チッチッ」、鉄琴(今はグロッケンっていうのかな)の「チーン」といった類の音です。
他にギター、特にアコースティックギターは自然というかリアルに聞こえました。
自分的にはCK100の不満点は無くなったと言って良い程のバランスになりました。

後述について
作成中に気付いた事は、細い部分の長さがフォームチップより飛び出るくらいの長さだと、トランペットなどの音がビビる、割れるという現象が出るという事です。
この辺の微調整はチューブの先端を削るように少しずつ微調整していくしかないと思います。
試してはいませんが、短過ぎると普通のフォームチップと何ら変わらない方向へ向かうと思います。
私の場合1mm弱くらい短いのがベストでした。

あと、絶対にCK100に熱収縮チューブを挿した状態で熱しないで下さい。
恐らくCK100のステム部が溶け、二度と戻らなくなります。

費用的には熱収縮チューブ代105円、工作好きな人なら手持ちチューブを使えば0円なので興味があったらお試しあれ。
もし好みの音で無ければ元に戻せる点も良いですし。
あ、直径4mmの棒が無ければ棒の費用も掛かるかも。


お約束ですが、同じように工作される際には自己責任でお願い致します。
私は一切の責任を持ちませんので悪しからず。


MUSIC MAX LT1が落ち着いて来ましたので、そろそろレビューみたいな物を書いてみようと思うのですが、比較対象とするオーディオテクニカのPHPA、AT-PHA10を友人に貸し出していまして、まだ戻ってきていません。
戻り次第、聞き比べしながら記事に致しますのでもう少々お待ち下さい。
 一番最初に感じた「ホールで聞いているような広い感じ」は大分薄らぎました、とだけ書いてみます。
 あとマルツパーツの通販で少し買い物をしました。

ではでは。







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