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SHURE SE315 のリケーブル

前回の記事で最後に書きましたSE315の半自作ケーブルです。

まずは完成品の画像を。
MMCXコネクタ周辺の処理は御覧の通りショボイです。
以下、作成記録と評価です。
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・材料
MMCXコネクタ(aitendoさんより通販で購入)
ケーブルはaudio-technica ATH-CK300Mの物を流用
(長さ約120cm、少々細めだけど、しなやかでタッチノイズも少なかったので)
熱収縮チューブ4φ(100均の物、赤と青)

・道具
細くて硬い針金(シャープペンの中身(お尻の部分)を使用)
ハンダ鏝、無鉛ハンダ(精密作業用、ヤニ入り)
適当な固定用工具(ここではヒートクリップを使用)





片側分の材料と工具(一部)
※追記:MMCXコネクタ本体の右上にある圧着用スリーブは使用しません。









先ず自身初カナル型イヤホンだったCK300Mとサヨウナラの儀式。










MMCXコネクタのセンターピンとケーブルのプラスをハンダ付けします。
ヒートクリップでピンを固定。
ピンの空洞部分にハンダを流し込んで、それから鏝を当てつつケーブルを挿入すると上手く出来ました。

ケーブルの被覆を少し残しているのには理由があります。





ちょっとピンボケしちゃいました。
残した被覆はピンに被せてシェルとの絶縁に役立ってもらいます。
細い熱収縮チューブをお持ちの方は代用可能だと思います。
太くなるとシェルに入らなくなるので注意。
マイナス(GND)は隙間から出しておきます。





シェルにセンターピンを挿入。
ケーブルが柔らかいのでシャープペンのお尻の針金でクイッと押し込みます。
ピンとシェルの凸凹が噛み合う位置に来ると、
ポコッとした感触があるのでそこで止めます。








こんな感じになります。
(ピンボケで分かり難かったので撮り直しました)












マイナス側をシェルの根元に少し巻き付けるようにしてハンダ付けします。












後はお好みで熱収縮チューブやギボシ端子のカバーを被せて完成です。

純正のようにワイヤーを入れるならこの段階ですが私は入れませんでした。






今回使用したaitendoさんのMMCXコネクタ(MMCX-JC174)は、本体側への食い付きも純正ケーブルと同じかやや良い程で、不安は感じません。
※ここで使用したコネクタは取扱い終了版扱いになっているようで、同規格品として同型番ですがセンターピン形状とシェルのグリップ形状が違う物に変わったようです。こちら


千石電商さんやシリコンハウス共立さんからも取り寄せ可能(MMCX-P-174A)みたいですが、同じ品物かは定かではありません。
同じMMCXコネクタでも若干径が違う物もあるようなので色々試してみるのも良いかも知れません。

このケーブルだと装着(SHURE掛け)する際にとても楽になりました。
本体の耳へのフィット感が十分なのと、ケーブルが軽量なので殆んどズレる心配はありません。
私はイヤホンをしながら歩き回ることは殆んどしませんが…。

それから音質の変化を以下に(ケーブル以外の環境は前回と同じ)
・高音域(中音の高めから上)の量が増え、響きが増して気持ち良くなった。
・低音域が若干締まり、重低音側も増え、深みを感じるようになった。
・バランスがフラットか弱カマボコ気味に。
・個々の音が、よりしっかり判別出来るようになり解像度が上がった。
・膜を一枚剥がしたように、よりクリアな感じに。
・奥行きが少し出て、空間もより広く感じられるようになった。
・イメージとしては上半球(表現し辛いですね)

音質的に悪くなった部分は特に感じられず、純粋に1~2ランク上がったような感覚です。
シングルBAの上級機を持っていないので当てになりませんが…。
純正ケーブルはあんなにゴッツイのにどうしちゃったんだろう。
多少なりとも、これからリケーブルに挑戦する方の参考になれば幸いです。
ではこの辺で。

※誤字脱字等の間違いが多数ありましたので各所訂正しました。スミマセン。





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