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MUSIC MAX LT1(追記あり)

友人の所に出稼ぎに行っていたAT-PHA10が手元に戻って来たので、比較という形でMUSIC MAX LT1(以下LT1)のレビューらしき物を書いてみようと思います。



LT1の情報収集の為に当ブログにお越し頂いていた方には、大変お待たせして申し訳ありませんでした。
とは言っても世のレビュアー様のように神掛かった耳も文章能力も持ち合わせていないので、あまり期待せずにお読み下さい。
いざ!
●比較時の各構成は以下です。

基本: diyMod + 自作FemaleDockコネクタ(UTSJ 50V47μF) + ATH-CK100おまけ付き
LT1時  : 基本+ LT1付属3.5-3.5㎜ケーブル + LT1 (GainはLow)
PHA10時: 基本 + PHA10
音量は感覚で合わせる程度、電池はそれぞれ新品アルカリ電池(単四)を使用



因みにAT-PHA10はどんなのかと言うと、
・変な癖は無いと思う
・低音域が微かに増える
・定位感(分離感?)、解像度が微かに上がる
といった所でしょうか。
個人的には、あった方がいいけど無くてもいいんじゃない?っていう感じです。

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では比較時に試聴したアルバムと、”PHA10と比べてLT1がどうだったか”の感想です。
(各アルバムで特に違いを感じた部分を抜粋しています)


Priscilla Ahn 「A GOOD DAY [Limited Edition]」






・ギター等の弦の響き(余韻?)が僅かに増え気持ち良さがアップ
・ボーカルが少し近く、よりリアルに感じる
・バックコーラスがかなり前に出てくる(人によってはマイナスイメージかも)
・PHA10では一部録音レベルがピークに達して割れ気味な様に聴こえる部分が殆ど感じられない
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Donald Fagen 「The Nightfly」







・アタック音の歯切れが良い
・中低音から低音の厚みが増える(締まっていて決してボワ付いた感じはしない)
PHA10では低音の一部がほぼ聴こえなくて全体的にあっさり?した感じに聴こえる
人によってはPHA10の方がクリアに思えるかも
・鈴のような音はより鈴らしく聞こえる
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宇多田ヒカル 「First Love」







・やはりボーカルとコーラスが近づき、声がはっきりする
・これまた低音の厚みが増えるが、とても締りが良い低音である
・シュワシュワとかギュワギュワといった加工音が前面に出てくる
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Cannonball Adderley 「Somethin' Else [Limited Edition]」
BLUE NOTE BEST&MORE 1100シリーズ





・空気感、奥行きをより感じる
・トランペットはビビリが若干大人しく、艶というか滑らかな感じがする
PHA10の方が荒々しく聞こえる部分がある
・2曲目Love For Saleの冒頭、ピアノのソロ部分は滑らかになるが若干遠く感じ、PHA10の方がスッキリ感があり部分的にはPHA10の方が好きかも
・このアルバムに関してはPHA10のガヤついた感じが少しレコードっぽく、LT1は生っぽい音、色っぽい音という感じがして甲乙つけ難いかも
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ショルティ-サー・ゲオルグ指揮 マーラー-交響曲第8番《千人の交響曲》-シカゴ交響楽団-




・重厚感が出る
・ホールのような空間の反響音が少し増える
・しかし歌い手さんは一歩近づき若干ハッキリする
・全体的に滑らかな音になるが、人によってはもしかしたら極薄の幕を通しているように感じるかも

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総じてLT1は、
・ボーカル等、人の声が前に出てくる(若干修正)
・程よく余韻とか倍音(っていうのかな?)が増える
・低音の厚みが増す(締まりのある低音)
・高音は若干滑らか、僅かに丸めな方向、伸びやかで刺さる方向ではない(伸びやかを追記)
・静まり返った部屋とか体育館に居るような感覚、空間を背景に感じさせてくれる
・右から鳴っている音でも中央や左に僅かに重なるような自然な鳴り方
(分離が悪いとも言えるのかな?PHA10は右は右から、という感じが強い)
・ 上記と合わせて位置関係はPHA10より把握し易い(真ん中寄りの右と更に右の様に)(追記)
という風に感じました。

あと、使っていて感じた事を以下に。
・購入当初は物凄くエコーが掛かったように聴こえたが徐々に減少し、100時間を越えた辺りでほぼ治まる
・電池は一個当たり1.2V(計4.8V)以下になると全体的に音が薄っぺらくなり、高音はザラザラしてくるのでアルカリ電池なら凡そ30~40時間で取り替えるのが無難
・Eneloopは満充電で1.4V強だが1.2~1.3V付近を維持する期間が割りと長いので意外と使える
・でも新品アルカリ電池1.5V(計6V)前後の音が一番良く感じる
・計9Vも試したが特に音が良くなったようには感じなかった
(壊れるかもしれないと少しビビリながらだったので真剣に聞き比べは出来ていません)
・個体差だと思うがギャングエラーが8:50辺りまであり、実用ギリギリ
(手持ちCK100以外のイヤホンでは回避出来る位置。後日ボリューム交換予定)
・ボリュームつまみとインプット・ジャックの間隔が狭すぎ
・青色LEDが眩し過ぎ(少し押し込んでみたけどそれでも・・・。)
・オーケストラ物よりはジャズ、アコースティック、ボーカル、打ち込みなどと相性が良いかも
(オーケストラ物が苦手という訳ではないですが)

まぁ高級機の音を聴いた事がないので、的外れな部分があるとは思いますが、感じた事をそのまま書きました。
感想、御指摘、質問等ありましたら可能な限りお返事しようと思いますので、お気軽に書き込んで下さい。

ふぅ~、疲れたorz
ではでは、またの機会に。





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